プロ講師のご指導、ここが“キモ”です!

プロ家庭教師のご指導方法、ここが“キモ”です!


ご指導方針のページでは、“良好な過程”を伴った結果を
迅速に出す
ことの重要性について述べましたが、
当ページでは、その“良好な過程”を実現させるために、
ご指導において弊会が肝に銘じている点を簡略ながら公開いたします。


①  「教える」ための時間と「要領を覚えてもらう」ための
時間の比率を見きわめる

「教える」ための時間とは、教科書の解説を噛み砕きつつ説明したり、

講師のナビゲートを受けながら基本問題を解いてもらったりする時間を、

「要領を覚えてもらう」ための時間とは、学習において重要な3つの要領
「読む・考える・調べる」について経験を積んでもらう時間を、
それぞれ示します。
両者の時間の比率について、前者に時間を費やし過ぎることで
「要領を覚える」機会がふいになってしまうのは不本意な話です。

平均的な学力を有する受講者様のご指導では、
前者4割・後者6割とするのがプロのご指導の“キモ”ですが、

この比率は受講者様の学習状況によって、前後します。
この的確な調整を見きわめることもまた、プロのご指導の“キモ”です。

ごく一例を述べますと、
学校の授業を充分に理解し切れていない場合は、前者6割・後者4割
計算ミスや問題の読み違いが多い場合は、前者3割・後者7割
「どうやるのか?」とすぐ質問する習慣がついている場合は、前者1割・後者9割などがございます。


② 問題演習では、受講者様の学力状況に応じて
「重要とされる問題」を見きわめる

市販の問題集では、多様な問題が採り入れられていますが、
それらを全て解き切ることに意義がある訳ではありません。
(そうすると学習ではなく、単なる「詰め込み行為」になってしまいます。)

重要なことは、各受講者様に足りない経験・要領を補うために
どの問題を重要視して解くべきかを見きわめることです。

この意味で、問題集に採り入れられている問題の中で、
「重要」とされるものは一部に限られていますが、
その一部を解くことで、足りない経験・要領が補えれば
高いコストパフォーマンスをもって、問題集を活用できたと言えます。

各受講者様の補うべき経験・要領を見きわめるのがプロのご指導の“キモ”であり、
経験を積めたり要領を覚えられたりできるような問題を見抜くのもまた、
プロのご指導の“キモ”です。

③ 受講者様の現況を“五感”をもって分析する

上述の①,②ができるようになるために、講師として必要な気構えとして、
自身が学んだことや知っていることを、
叩き込むだけでは個別指導は通用しないこと、
頭脳だけではなく“五感をもって技術のデータベースを作る
「行」と表現される修行を積み重ねることがあります。

そして、こうして作り上げた技術をもってご指導を受任する際には、
相手は人格を持った生きた人間であることを理解し、
受講者様の頭(学習状況)と心(心理状況)を分けて考えずに、
全てひっくるめて考えることです。

個別指導の講師がご指導を受任する受講者様の多くは、
学習に対する苦手意識が慢性化して、それを克服したいにもかかわらず、
具体的にどうすればいいのかわからない、
普通の集団指導では克服できなかった、
原因が特定できないと言われたケースが多い傾向にあります。

様々な経緯でそのような状況に陥ってしまった受講者様に対し、
“詰め込み行為”を行わずに、“五感をもって作り上げた技術で

将来的に自力で学習できるように導き、気持ちも明るくして、
学習・進学・生活に対する張り合いも与えてあげる。

これは生半可な気持ちで教師・講師をやっている方には真似できない、
プロ講師でなければできないことだと思っております。
同時にそれだけ責任も重いものです。

特に高くない資格で、学校や大手進学塾の集団指導でも解決できないような、
受講者様の苦手克服を支援するためには、
それだけ一生懸命根気よく向き合う必要があります。

受講者様の頭の状態と心の状態、
両者をひっくるめて分析することがプロのご指導の“キモ”であり、
その信条をぶれさせないのもまた、プロのご指導の“キモ”です。