第3類算数病
データベース作りが苦手であることが理由で“発症”する算数病を、
「第3類算数病」と定義しております。
この第3類に“発症”してしまった受講者様に多く見受けられる傾向は、
「問題を解いた」という経験から得られる共通ルールを的確に見極めず、
1問解く度にリセットさせてしまい、解いた経験を無にしてしまう点です。
そして、この第3類に“発症”してしまったケースの大半は、
数学以外の学科も全般的に成績不振に陥ってしまう傾向があります。
適切とされる“治療”法
まずは、問題を解いた後で、解いた問題と、教科書(もしくは参考書)の例題を比較して、
「共通の手順」を見つけ出し、記録する習慣をつけることからです。
この「記録する」という作業によって、活字という形で残ったものが、
データベースとして機能します。
このように、「共通の手順」を見つけ出す要領は、数学などの学科に限らず、
方法論が重んじられるパズル・ゲームなどでも得られるものです。
このような「共通の手順」の記録によって、それらがデータベースとして蓄積され、
問題が解けるようになる「結果」に、明確な形で反映するということです。