第1類算数病
気持ちの切り替えが苦手であることが理由で“発症”する算数病を、
「第1類算数病」と定義しております。
この第1類に“発症”してしまった受講者様に多く見受けられる傾向は、
計算問題など、単純な処理のみを伴う問題は、的確に解答できるにもかかわらず、
処理量が多い問題や複雑な表現を伴う問題になると、
特定の法則や解法に気を取られてしまうことで、
途中で単純なルールや最終的な目的を見失ってしまう点です。
また、この第1類に“発症”してしまう受講者様は、気持ちの切り替えが苦手ゆえに、
“発症”によって、テストで問題が解けなかった・低い得点を取ってしまったショックを引きずり、
数学以外の学科に対するモチベーションにも、
負の影響が及ぶケースも多々ございます。
(このようなケースにつきましては、「学習嫌い・極度の成績不振になってしまったら…?」をご一読ください。)
適切とされる“治療”法
数学は、各学科の中でも特に「気持ちの切り替え」が重要視される学科です。
そして、数学を学習するにあたり、気持ちの切り替えをスムーズにやりこなすためには、
「気持ちを切り替える準備」があらかじめなされている前提を要します。
「正解にたどり着くために、明らかにするべきこと」を処理する前に見つけ出し、
リストなどにしてあらかじめまとめ上げることで、
一つのことが明らかにできた後、次に明らかにするべきことにシフトチェンジしやすくなります。
このような「切り替える要領」は数学に限らず、一般的な労働でも活用できることです。
「切り替える要領」を得ることで、特定の作業に気を取られることなく、
「次にすべきこと」にスムーズに切り替えられ、目的にたどり着きやすくなるということです。